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図解 免疫細胞療法
NK細胞でがんと闘う [改訂版]

図解 免疫細胞療法 NK細胞でがんと闘う [改訂版]

本体1,200円+税
A5判
ISBN:978-4-344-92926-5
2020年7月2日発行
発行:幻冬舎メディアコンサルティング
発売:幻冬舎

免疫チェックポイント阻害薬が話題となり、初めて登場する免疫治療のように説明されることもあります。ところが欧米では、免疫を重視する分子標的薬が1990年代から登場し、今日では従来型の抗がん剤を押しのけ、主流になっています。体内に飛び散ったがん細胞を狙い撃ちできるのはNK細胞だけです。薬自体は補助的な役割に徹し、免疫細胞にダメージを与えず、特にNK細胞の攻撃力を高めるADCC活性を作用メカニズムとするものが優先的に開発されてきました。その本命のNK細胞を体内から採りだし、体外培養によって増強するのがANK療法自己リンパ球免疫療法です。

本書では、他の免疫療法とANK免疫細胞療法の違いや、免疫ががん細胞を狙い撃ちするまでのメカニズムを、豊富な図を用いて分かりやすく解説します。改訂版にあたって、免役チェックポイント阻害薬についての最新情報や日本で初めて保険適応になった免疫細胞療法「CART療法」について加筆。さらに巻末資料として、海外誌に掲載されたATL成人T細胞白血病に対するANK免疫細胞療法の論文や学会誌掲載症例報告も紹介します。

【目 次】

  1. 第1章 免疫病には免疫治療を
    がん治療の要「免疫細胞療法」とは?
  2. 第2章 がん免疫の主役「NK細胞」
    免疫細胞療法の中でがん細胞を殺すのはごく一部
  3. 第3章 本気の免疫細胞療法
    NK細胞を活性化させてがんと闘う治療法
  4. 第4章 薬も免疫系が主軸
    世界標準の抗がん剤は免疫中心の時代
  5. 解説・巻末資料

再発・転移するがんを征圧
ANK免疫細胞療法

再発・転移するがんを征圧 ANK免疫細胞療法

幻冬舎 経営者新書
本体800円+税
ISBN:978-4-344-97261-2
発売:幻冬舎

進行がんを征圧するための
セオリーがここにある。

標準治療や先進医療だけでは、再発・転移に至ると最後はお手上げになります。

患者生死に直結する転移するがん細胞を狙い撃つ鍵は、免疫細胞にあります。がんに対して圧倒的な認識・攻撃能力をもつNK細胞。ところが培養は難しい。

他の免疫治療と完全に一線を画すANK免疫細胞療法は、進行がん征圧の要です。

【目 次】

  1. はじめに
  2. 第1章 体の中のがんは見えない
  3. 第2章 がんが飛び散ったら標準治療はお手上げ
  4. 第3章 がんは免疫病。がんと闘う腫瘍免疫こそ治療の主役
  5. 第4章 安易な免疫治療を跳ね返す「免疫抑制の壁」 
  6. 第5章 「免疫抑制の壁」を打破する免疫細胞療法とは
  7. 第6章 全身に飛び散るがん細胞を狙い撃つ「ANK免疫細胞療法」
  8. 第7章 国策としてのがん治療とANK免疫細胞療法
  9. 「おわり」にかえて

再発・転移が危ない
前立腺がん
~最強の免疫細胞を使うANK療法~

 
著:リンパ球バンク
監修:医学博士 勅使河原 計介
東洞院クリニック院長 大久保 祐司

再発・転移が危ない 前立腺がん

本体1,800円+税
B5判 136頁 オールカラー
B2版ポスター付
ISBN:978-4-86443-053-1
2014年12月15日発行
発行:日経BPコンサルティング
発売:日経BPマーケティング

再発・転移した
難治性のがんと闘うためには?
前立腺がんに
スポットを当てた書籍

本書では最新の前立腺がん治療を紹介するとともに、再発・転移した難治性の前立腺がんと闘うにはどのような方法があるのか紹介しています。

また、がん治療の主役であるNK細胞の増殖・活性化の両立を実現した「ANK療法」について、その仕組みから治療の流れまでを詳しく解説。分子標的薬(抗体医薬品)をはじめとする標準治療との併用も視野に入れた治療設計や、症例も紹介しています。

さらに、免疫系治療の基礎となる「がんと免疫の仕組み」についても、イラストを用いてわかりやすくまとめています。

前立腺がんの患者様はもとより、他のがんに罹っておられる患者様もぜひご高覧ください。

【目 次】

  1. まえがき
  2. CHAPTER 1 前立腺がんはどんな病気なのか
  3. CHAPTER 2 前立腺がん、再発・遠隔転移すると危険度が一気に高まる
  4. CHAPTER 3 がんはなぜ増えるのか? ― がん幹細胞とは何か
  5. CHAPTER 4 がんと免疫の深い関係
  6. CHAPTER 5 免疫でがんを克服する ― 米国の挑戦
  7. CHAPTER 6 NK細胞の発見とANK療法の誕生
  8. CHAPTER 7 ANK療法の実際
  9. CHAPTER 8 前立腺がんに対するANK療法の治療設計
  10. CHAPTER 9 症例:複雑な現実
  11. あとがきに代えて
  12. 参考文献

【特別付録ポスター】

ビジュアル解説 ANK免疫細胞療法

  • がんと闘う免疫の仕組み
  • ANK療法でがんと闘う

がん治療の
主役をになう免疫細胞

がん治療の主役をになう免疫細胞

本体1,300円+税
四六判、並製、216ページ
ISBN:978-4-7745-1299-0
2011年3月16日発行
発行:現代書林

何よりもまず、「標準治療以外の治療法が存在することを少しでも早い時期に知っていただきたい」という気持ちから、この本を書くことに決めました。

具体的には、「がんは免疫の病気」という一面があること。免疫学の研究から、体内のがん細胞を攻撃するのが得意なキラー細胞が存在すること。そして、米国を中心に大規模な臨床試験がおこなわれ、免疫細胞療法が効果をあげる原則が明確になっていること…。

こうしたことがらを、まず一般の方々にも知っていただきたいのです。そのうえで、ANK免疫細胞療法が科学的根拠と免疫細胞療法の原則にのっとったものであることをご理解いただきたいと願っています。

(「はじめに」より)

目次

まえがき
生きるための選択肢
プロローグ
あるがん患者さんの闘いの足跡
序章
免疫の本当の姿
~免疫の主役、自然免疫と知名度の高い獲得免疫~
第1章
標準治療の限界
~三大療法でがんは治るのか~
第2章
がん特異抗原を探せ!
~がん細胞だけが持つ特異抗原はあるのか、ないのか~
第3章
がんと免疫
~がん治療に免疫を応用する~
第4章
免疫細胞療法の歩み
~本当に効果のある免疫細胞療法を求めて~
第5章
あくまで本命NK細胞の本格培養を
~NK細胞療法のトリレンマを乗り越える~
第6章
もう一つの免疫細胞療法(CTL療法)
~培養キラーT細胞をがん治療に活用する~
第7章
ANK免疫細胞療法の治療の流れ
~どこで、どのようにして、どんな治療を受けるのか~
第8章
ANK免疫細胞療法の治療設計
~治療効果から費用や治療中の生活まで総合的に判断~
エピローグ
エビデンスと保険適用
あとがき
自分の命は自分で守るしかない

著者紹介

藤井 真則(ふじい まさのり)リンパ球バンク株式会社 顧問
大阪大学理学部生物学科卒。細胞生理学、分子遺伝学を専攻。1984年、三菱商事入社。バイオ医薬品部門において欧米のバイオベンチャー2000社以上と接触。医薬品メーカー、大学、政府研究機関などとも共同で新薬・ワクチン・診断薬などを開発、エビデンスを構築し、日本の医薬品メーカー等へライセンス販売を行う業務などに従事する。
「薬でがんは治らない」現実に直面。2004年、三菱商事企業投資部門時代に、「細胞医療により、がんからの生還を目指す」リンパ球バンク株式会社へ投資、同社外取締役に就任する。2007年~2020年、同社代表取締役社長。